「もうやめてくれ」強くあたった母親の後悔
このときAは、母親に打ち明ける前に、役所に相談。産まれてくる子を特別養子縁組に出すことに決めていた。
当時を振り返り母親は、Aに辛くあたったことへの後悔を語った。
Aの母親:
「もうやめてくれと言ってしまいました」
弁護人:
「どうしていたら、もっと相談しやすかったと思う?」
Aの母親:
「今まで強めに言っていた言葉を、この子に分かりやすいようにゆっくり話して、納得いくまで話を聞いてあげることができたら、こういうことにならなかった」(続く)
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自宅の庭で出産、直後に我が子を胸にうずめ… 殺人罪に問われた母親「A」の裁判で問われたもの【傍聴記・後編】








