「コーチアビリティ」を授業に取り入れる理由は
沖縄大学 健康スポーツ福祉専攻 石原端子准教授:
「指導で一番大事なことは、伝えることではなくて、聞くことだと思っています。『この人なら安心してしゃべれそうだ』というスキルを身に付けてほしい。学生たちは、指導者から『こうしなさい』と言われたら『はい』と答えるところまでは訓練されている。でも『はい』の後、自分の言葉で表現することができないんです。それはそういったトレーニングをやってこなかったから」
「言葉にすることにトライしないと、学生たちが指導者として社会に出たときに同じような指導が延々と続く、連鎖が起こるだろうなと」
11月、このスポーツコーチング論の授業には、島沢さんの姿もあった。この日のテーマは、島沢さんがコラムを執筆した、ある強豪校での暴力問題。コラムを事前に読んでいる学生たちに、石原さんと島沢さんは積極的な発言を求めていく。








