国民民主党の榛葉賀津也幹事長が23日、党の県連大会に出席するため沖縄を訪れました。普天間基地の辺野古移設について榛葉幹事長は「必要性は認める」としながらも、移設の賛否については明言を避けました。

去年の衆議院選挙やことしの参議院選挙で大幅に議席を伸ばし、国政の場で存在感を増している国民民主党。


23日党本部から榛葉幹事長らを招いて県連大会を開き、沖縄から党公認の国会議員誕生を目指すことなどを確認しました。

国民民主党の沖縄政策をめぐっては、去年の衆院選の前まで普天間基地の辺野古移設について埋め立ての「一旦停止」を掲げていたものの、選挙期間中に「現行計画の見直しを求めない」方針に変更するなど政策が変遷してきました。

会見で改めて党の考えを問われた榛葉幹事長は、普天間基地の辺野古移設について容認の姿勢を示しながらも賛否については明言を避けました。

▼国民民主党・榛葉賀津也幹事長「我々は辺野古の必要性は党でも認めています。他方で、地元の皆さんの理解なくして安全保障はありえません。反対ありきや賛成ありきではなくて、しっかりと沖縄の皆さんにご理解をいただく、その努力をすることが必要だと思います」


沖縄における国民民主党の現職議員は現在、那覇市議や沖縄市議など4人いますが、来年に控える統一地方選に向けて候補者を募り、党勢拡大を目指す方針です。