沖縄美ら海水族館が、与那国島だけに生息する「ヨナグニスベトカゲ」の繁殖に世界で初めて成功しました。
「ヨナグニスベトカゲ」は全長約8センチ、つやのある肌が特徴のトカゲで、3年前に新種として報告されました。
沖縄美ら海水族館では今年4月から飼育を始めていましたが、5月に卵が孵化したということです。飼育下での繁殖が確認されたのは世界で初めてです。現在は孵化した個体の展示を行っています。

▼沖縄美ら海水族館 海獣課 山里周さん
「生態が詳しく分かっておらず手探りな状態で、土の深さだったり、どういうところに産卵するのかを考慮しながら産卵を成功させました」「この機会にみなさまに沖縄美ら海水族館で見ていただきたいです」
来館者は…
「けっこうきれいな色でびっくりしました」
「ただただ小さくてかわいいって感じですね」
沖縄美ら海水族館ではこのほかにも先月上旬、宮古諸島に生息する「ミヤコトカゲ」の繁殖に国内で初めて成功しました。
「ミヤコトカゲ」は全長12センチ程で、日本のトカゲの中で唯一、海岸に生息しています。この2種類のトカゲは、来月10日まで展示される予定です。








