▼津波響樹 選手(27)
「この6年間、別になんだろうな、力をつけてなかったというわけでもなかったと思うので、自分も自信がなかったわけではないので、それを考えた上で、まだ競技は続けていきたいなという気持ちはありました」

持ち前の助走スピードに磨きをかけ、そのスピードを維持し、跳躍につなげる。津波は今シーズン、8m10センチを超える跳躍を2度も見せています。

5月には世界陸上と同じ舞台、国立競技場でセカンドベスト、8m15センチをマーク。毎回予選通過ラインが8m前後となる世界陸上に向けて大きな手応えをつかみました。

「『あ、この感じで出るんだ』という感じがあったので、はまったっていうよりは、普通に自分の跳躍をしたら出たという感じだったので、この跳躍を、1本1本やっていけたら、世界で戦っていけるんだろうなっていうのは思いました」

コロナ禍で行われた東京オリンピックは、県内での応援となった家族や友人も今回は東京でその勇姿を応援するとのこと。



「いい加減な跳躍はしたくないというか、やっぱり出るからには、15日(予選)だけじゃなくて、17日(決勝)に楽しみを増やしてあげたいという気持ちはあります。決勝に進まないと、自分としてはもう出た意味がないぐらいの感じの気持ちになっちゃうと思うので、やっぱりそこは意地でも予選通過をして、決勝の舞台に駒を進めたら、決勝の舞台は気持ちの問題だと思います」

めざすは決勝進出と8位入賞、津波が再び世界の舞台で羽ばたきます。

実は、世界陸上の舞台国立競技場に苦手意識があった津波選手ですが、今年はこの国立で8メートル15センチをマークする成長を見せていてこの記録を再び出せば、決勝進出が見えてきます。男子走り幅跳びの予選は15日(月)に行われます。