観光需要の回復とともに、今、急速に増えているのがレンタカーです。それに伴い、那覇空港での違法な受け渡しなど様々な問題も起きています。こうした問題を解決する、新たなアイデアで事業を営む経営者を取材しました。

今は中古車が並ぶこの場所。かつては結婚式場が建っていました。1996年の開館以来、多くのカップルが結婚式をあげてきた「サムシング・フォー西崎」。コロナ禍の2021年、運営会社が破産し閉館しました。

▼サムシング・フォー西崎 元総支配人中田裕一郎さん
「あの時(コロナ禍)に、実は1組だけ挙げてくれた方がいたんですよ」「親戚がなかなか乗り気じゃなかったから、どうしようかなって言ってたんですけど、かぎやで風踊る方がいないと言ってて。だからスタッフ全員で着物着て練習して、スタッフでやりました」

総支配人として、多くの披露宴を取り仕切ってきた中田裕一郎さん。コロナ禍前から、年々披露宴を挙げる人は少なくなり、招待客の人数も減少するなどウエディング業界は元々苦境にありましたが、コロナ禍が決定打となりました。

「もういきなりゼロになるわけですよ。緊急事態宣言が発令されましたとかってなると」「持ちこたえてましたけど、どうにか支援とかもありましたから、持ちこたえてましたけど、やっぱりそれも厳しくなっていったので、だからもううん、決断するしかなかったですね」

そんな中、ふと、中田さんの目に入ったのがコロナ禍でも街中を走るレンタカーでした。