沖縄県立博物館・美術館が、戦災に遭った文化財を通して戦争の痛ましさや平和の重要性などを伝える特別展を来月から開くにあたり、沖縄戦の爪痕や人々が平和を願う姿などを撮影した写真も一般募集している。
特別展「戦災文化財」は、沖縄戦で多くの命とともに失われた街並みや風景、数々の文化財を通して平和の重要性を伝えようと企画されたもので、県立博物館・美術館で9月30日から開催される。
同館は沖縄戦で破壊された戦災文化財など展示に加えて、沖縄戦の爪痕や平和を願う姿などを撮影した写真も展示する予定で、県民などの応募を呼び掛けている。
▼崎原恭子 学芸員
「戦争で被害を受けた文化財が戦争を知る手がかりの一つになる。反戦や平和の願いを込めて写した写真を未来に伝えるために、ぜひ応募してもらいたい」
写真の募集は8月25日(月)まで。