アメリカ領グアムの知事が玉城知事と面談し、沖縄の海兵隊の移転先となっているグアムの新たな基地について6割から7割の建設が完了していると説明しました。

アメリカ軍基地の視察などを目的に沖縄を訪れているグアムのルー・レオンゲレーロ知事が18日県庁を訪れ、玉城知事に建設中の新たな海兵隊基地の進捗状況などを説明しました。

▼グアム レオン・ゲレーロ知事「米軍側から基地の60%から70%は建設が完了していると情報があった。基地の司令部も完成しオペレーションも始まっている」
これに対し玉城知事は、去年12月に沖縄に駐留するアメリカ海兵隊100人が先遣隊としてグアムへの移転を始めたものの、その後の具体的なスケジュールが示されていないとして政府には説明を求めていきたいと話しました。

▼玉城デニー知事「我々からもできるだけグアムの基地の建設の進捗に応じて沖縄から海兵隊が移転できるようスムーズな計画を整えていただきたいと申し入れをしておきたい」
アメリカ海兵隊の国外への移転は沖縄の基地負担軽減に向け2006年に日米が合意したもので、およそ4000人がグアムに移転する計画となっています。