沖縄戦に動員された八重山出身のひめゆり学徒に焦点を当てた展示会が、石垣市の八重山平和祈念館で開催されています。
この移動展「ひめゆりと八重山」は戦後80年の節目にひめゆり平和祈念財団と八重山平和祈念館が開催したものです。
初日の今月1日には、ひめゆり平和祈念資料館の学芸員らが、八重山出身者の15人の学徒うち7人が亡くなったことや、八重山出身の教師がいたことなど、当時の状況を説明しました。
▼ひめゆり平和祈念資料館・普天間朝佳館長
「八重山で開催するということで、八重山出身の生徒や先生たちのことを知ってもらうため、今回は通常やっている展示にプラスして、展示を追加しました」

この日は、無事に生き残り、現在は石垣市に住む川平カツさん(97)も家族らとともに来場し、展示された学友の写真に目を細めていました。
「ひめゆりと八重山」は今月末まで石垣市の八重山平和祈念館で開かれる予定で、23日と24日にはRBCアナウンサーによる、朗読ワークショップも行われる予定です。