戦後80年がたった今も県内各地で見つかっている不発弾について県は、安全な地域づくりと沖縄戦の記憶の継承を進めるため、ことしから毎年8月を「不発弾処理推進月間」に制定しました。
▼玉城知事
「戦後80年も経た現在も多くの不発弾が残され、その処理には長期間を要することが見込まれています。この問題に県民の皆様とともに向き合い、安全な地域作りと記憶の継承を進めていきたい」
毎年「8月」とするのは、県内で自衛隊による不発弾処理が始まったとされる1972年8月3日にちなんだものです。
県は建物の工事前の磁気探査を促進するため、2012年度から、原則費用の100%を県が補助する事業を展開していて、これまで2000件あまりの磁気探査が実施されていますが、事業のさらなる周知を図りたい考えです。
また、今月7日まで那覇市の県庁1階ロビーでは不発弾に関するパネル展が開催されます。