サメによる漁業への被害を防ぐため、石垣島でサメ駆除が行われ、109匹が仕留められました。
サメ駆除は、釣り上げた魚をサメが横取りしたり、釣り針を曲げられワイヤーを切られるなど、漁具を壊す被害が後を絶たないため、八重山漁協の漁業関係者などが毎年、行っています。今年は14日と15日の2日間、漁船22隻を繰り出して石垣島や西表島の近海でサメ駆除を行いました。
仕留めたサメのほとんどが獰猛なイタチザメで、中には500キロを超す大きなサメも水揚げされ、詰めかけた市民や観光客を驚かせていました。
八重山漁協一本釣り研究部会 久貝強部会長
「(サメの被害で)本当に生活できないです。魚が採れないんです。釣れても持っていかれる。道具ごと無くなったり、燃料も高くなっているし仕事ができない。これで少しは助かるじゃないかと期待しています」

サメはすぐに解体され、肉はドッグフードに、皮は財布などに加工されているそうです。