沖縄水産高校の実習船「海邦丸」が、遠洋への航海実習のため9日糸満漁港を出港しました。40日間かけた航海でマグロ漁などに取り組みます。

糸満漁港を出港したのは、沖縄水産高校・海洋技術科の3年生36人と専攻科生20人の合わせて57人です。

沖縄水産高校の遠洋航海実習は、漁業の知識、技術を現場で習得することや、長期間の乗船生活に慣れることを目的に毎年実施されています。



9日は見送りの在校生たちが、沖縄水産伝統の踊りで出航にエールを送りました。

2週間の航海で、オーストラリアのケアンズを目指し、5日間の滞在の後、帰りの航海ではマグロ漁に取り組むということです。

▼沖縄水産高校 米須海成さん
「将来自分は漁船に乗りたいので、この船で色んなことを学んで将来にいかしたいです。家族や友人にも、人としても成長した姿を見せられるように頑張ります」

下級生や多くの保護者らに見守られ出発した生徒たちは、7月18日に帰港する予定です。