沖縄科学技術大学院大学=OISTとNTTは気象庁と連携し、線状降水帯や台風が発生するメカニズムの解明に向けた共同研究を始めると発表しました。

この共同研究は、海洋における観測技術の実績があるOISTとNTTが、気象庁の気象研究所と連携して、線状降水帯や台風などの「極端気象」が発生するメカニズムを解明し、防災情報が高度化した社会の実現を目指すものです。

3日開かれた会見で、OISTのカリン・マルキデス学長は「沖縄の環境は極端気象の研究にとって理想的だ」として研究に期待を寄せました。

今後はそれぞれの機関が保有する計測機器を南西諸島の海域に投入し、線状降水帯や台風の分析に必要な気圧や気温、湿度などの観測データを取得するということです。