沖縄本島北部に住む70代男性が、SNSを通じて知り合った人物に株の売買に関するうその投資話を持ち掛けられ、現金約7900万円をだまし取られる被害に遭ったことが分かった。

名護警察署によるとこの男性はことし3月上旬ごろ、ネット上の投資に関する広告をクリックしたところ、LINEグループに招待された。

やり取りのなかで株式投資で利益が得られると信じ込み、指定の口座への振り込みを続けた。送金した回数は5月15日までに16回におよび、ほとんどが100万円以上の高額の振り込みだったという。

男性は最終的に合計約7900万円を送金した。

最後の送金の翌日5月16日に、男性が銀行に相談したことで事件が発覚し、銀行が警察に通報した。

警察は、「SNS型投資詐欺には様々な手口があり、インターネットのサイト上で資産が増えているように見せかけるなど、手口が巧妙化し、被害も増加している」として注意を呼び掛けている。