新たに342人の戦没者の名前が糸満市の平和の礎に刻まれることになりました。
20日、南城市の石材会社で県出身の戦没者の刻銘作業が報道陣に公開され、職人が花崗岩でできた刻銘版に研磨剤の砂を吹き付けて、一人ひとりの名前を刻み込みました。
今年新たに平和の礎に刻まれる戦没者は342人で、このうち県出身者は那覇市や沖縄市、名護市などの16人です。
県外出身者は325人で、その大半が米軍の攻撃を受けて沈没した「大和」など旧日本軍の戦艦の乗組員です。
沖縄戦に関連する作戦や戦闘が原因で亡くなった人も刻銘の対象となることから、県の担当者は、今後も戦艦大和の乗組員を中心に追加刻銘の希望者が増えることが予想されるとしています。
今回の追加刻銘で、平和の礎に刻まれた戦没者は24万2567人となります。
