多良間村の伝統的な農業の取り組みが日本農業遺産に認定され村の関係者が玉城知事に認定を報告しました。
今年1月に日本農業遺産に認定されたのは「多良間島の持続的島しょ農業」で、多良間村の伊良皆光夫村長が3日、玉城知事を訪ね、「村民の誇りになる」と認定の喜びを語りました。
日本農業遺産は農林水産省が伝統的な農業を営む地域を認定するもので、多良間村は集落や農地を樹木で囲んで潮風から守る「抱護」(ポーグ)と呼ばれる仕組みや化学肥料や農薬を減らした水質改善など、環境保全に対する取り組みが評価されました。
▼玉城知事
「抱護の存在そのものも、農業を営む上での遺産なんだなというように感じました」
▼伊良皆光夫 多良間村長
「先人が守り育んできた多くの文化遺産を次世代へ継承していかなければならないという思いを強くしています」
農林水産省によると、日本農業遺産は全国で28地域が認定されていて、県内では初めてです。