ザ・テラスホテルズ ラ・ティーダ 東長濱秀作監督
「一番高いところでやりたいっていう目的を持った選手たちが集まっている集団なので、たくさんの人に応援してもらうためには勝っていかないといけない」

チーム創設2年目で未だホームで勝利がないザ・テラスホテルズ ラ・ティーダ。

日本ハンドボールリーグは2024年新リーグが発足しますが、ラ・ティーダを運営するザ・テラスホテルズは今年、新リーグへの申し込みを見送りました。

ザ・テラスホテルズ ラ・ティーダ 上地涼奈選手
「自分たちがおかれているリーグとしての環境が先が見えない状況であることは確かですし、自分たちの環境を変えられるのは、自分たちしかいないので」

ホームで勝利し、チームの存在意義を伝えたい。勝利が求められたホーム戦。試合は序盤から、一進一退の攻防となります。

ラ・ティーダは中央にひきつけ、右サイドから江藤のシュート。そしてバックプレイヤーは県出身の上地から、樋口!

前半を12対12の同点で折り返すと、後半も1点を争う大接戦となります。

しかし得点源の上地が、相手ディフェンスと激しく接触し、口から流血するアクシデントで止血のためコートから離れます。

すると相手に連続ゴールを許し、最大4点差をつけられたラ・ティーダでしたがこの日、選手たちは諦めませんでした。

江藤や樋口らが得点を重ね、応援団も選手たちの背中を押します。

同点で迎えた残り38秒。コートの外に出たボールは、ラ・ティーダボールにー
スローインから逆転シュートを放ったのは負傷退場から出場を直訴した上地でした。

チーム一丸となって挑んだ一戦。ついに勝利を手にしました。

上地涼奈選手
「自分が求められている役割は地元選手としてもですし、一選手としてもきょうははっきりわかって臨んでいたので、負けたくないって一心で技術うんぬんじゃなくて最後は本当に気持ちで、シュートを打ち込みました。今回の1勝は大きいと思うんですけど、それに満足せず、今季14試合も残っているので」

「もう一度一から勝ちにこだわってやっていきたいと思います」

劇的勝利で創設以来初のホーム戦勝利を挙げたザ・テラスホテルズ ラ・ティーダ。
チームの存在意義を高めるために、これからも奮闘を誓います