妹と仲良くフラフープ


るかさんのように、家族の前では普通に話せるのに、学校など特定の場面で言葉を話せなくなる症状「場面かん黙」。小学生の500人に1人ほど存在すると言われていて、不安症の一種に分類されています。場面かん黙に詳しい臨床心理士の角田圭子さんによると、症状は子どもによって様々です。

▼臨床心理士・角田圭子さん
「話すことだけの問題を持っている子、動作の面や参加すること自体に不安が高くてできない子、自閉症など神経発達症を合併している子もいる」

るかさんは不安や緊張から身体が動かなくなる「場面かん動」の症状もあるため、母親の稚子さんは毎日教室まで付き添い、サポートしています。

▼母・稚子さん
「トイレに行く時や水を飲む時、体調が悪い時に先生や友達に伝えることができないのでそれを心配している。以前も気分が悪いことを伝えられなくて泣いて知らせることがあった」

両親が初めて娘の症状に気が付いたきっかけは保育園からの指摘でした。

るかさん(仮名)の学校生活に付きそう母・稚子さん