13日夜から翌日の明け方にかけて、年内最後で最大級の天体ショー「ふたご座流星群」が極大をむかえます。

暗いところでは1時間におよそ40個もの流れ星が観測できるのですが、ことしはあるものが影響しそうなんです・・・

国立天文台 天文情報センター 佐藤幹哉さん
「ことしは12月15日(日)が満月。その直前の月があるため、とても明るい満月ではないが月明りの影響がとても大きくて、暗い流れ星が見えづらくなる。あまりよい条件ではない」

ことしは月明りの影響が懸念されますが、それでも見方を工夫することでチャンスはあると佐藤さんはいいます。

ポイントは…
① 月と反対の空をみること
「この時、月がとても明るく輝いているが、その空の方向を見ないで、目の視野の中に月が入らない方向を向くとよい。そうすると暗い流れ星までみえるようになる」
② 15分以上観測すること
「さらに、15分以上観測することもポイント。夜の暗さに目が慣れるまで、最低15分はかかるといわれている。レジャーシートを敷いて地面に寝転ぶと、楽な姿勢でみることができる」

去年のふたご座流星群(提供:国立天文台)

また、夜の観測は寒さ対策が必須です。

手袋をつけたりマフラーをまいたりして、暖かい服装で夜の星空を楽しみましょう!

実は沖縄は今夜も雲が多めとなりそうなんです・・
ただ、全国的には、太平洋側を中心にみられるところがありそうです。

雲の切れ間をねらって見てほしいのですが、もし今夜見られなくても・・

年明け1月3日の深夜にも「しぶんぎ座流星群」という流れ星の大チャンスがありますので、是非こちらもチャレンジしてみてください。
(RBC気象予報士・松澤まゆ)