与那国駐屯地で27日、陸上自衛隊のオスプレイが離陸時に機体の一部を損傷した事故をめぐり、中谷元防衛大臣は「安全性には問題ない」とする考えを示しました。一方、専門家は構造的な安全性に問題があると指摘しています。

映像を見た防衛ジャーナリストは

事故が起きたのは、今月23日から行われている日米合同演習「キーンソード」の最中でしたが、自衛隊は、原因を究明をして対策が取られるまでの間、国内に配備する17機すべてのオスプレイについて、任務飛行を除く飛行を停止すると発表しました。

▽防衛ジャーナリスト 半田滋さん
「これは人的なもの(ミス)ではないですね」「やはり機体のどこかで不具合があったんじゃないかと考えられるのが自然」

防衛ジャーナリスト 半田滋さん

コンピューターで左右の翼の回転数を調整し、バランスを取ることで飛行するオスプレイ。今回の事故は、人的なミスではなく、この制御に何らかの不具合があったことが考えられるといいます。