
中心の気圧は920ヘクトパスカル、中心付近の最大瞬間風速は75メートルで中心から半径95キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。

台風11号はこの後、猛烈な勢力を維持しながら南西へ進み、31日の夜のはじめ頃に沖縄本島地方に最接近する見込みです。
沖縄地方は週末にかけて長時間、台風の影響を受けるおそれがあり、気象庁が暴風や高波などへの警戒を呼びかけています。
【松澤気象予報士による台風11号の解説】
猛烈な台風11号は午後6時時点は日本の南の海上に位置しているとみられ、1時間におよそ30キロの速さで西に進んでいます。
現在の中心気圧は935ヘクトパスカル、最大瞬間風速は75メートルです。
今後も発達しながら南西に進み、9月1日にかけて先島諸島にも接近する恐れがあります。阿蘇の後、9月2日(金)には沖縄の南で動きがゆっくりになりますが、4日(日)にかけて北上し再び沖縄地方に接近する恐れがあります。

そして実はもう一つ熱帯低気圧が発生しているんです、そちらの進路図を見てみると、
フィリピンの東で発生していて、12時間以内に台風になる見込みとなっています。
ただそこまで発達することはなく、9月2日(金)には熱帯低気圧に再び戻るとみられています。
こちらは今後発達する見込みはありませんが、この影響もあって今回の台風は複雑かつ長期間影響がありそうなんです。

気象庁が発表している早期注意報では本島地方は暴風警報が今まさに発表されていますが、1日の明け方まで継続する見込みです。そして1日と2日に一旦解除されるかもしれませんが、3日4日に再び台風が北上するタイミングで暴風警報となる可能性が高くなっています。
予想される最大瞬間風速は1日は本島地方で35メートル、先島諸島で30メートルの予想です。
波の高さは本島で8メートル、先島諸島で7メートルの大しけになる見込みです。
今回の台風はコンパクトながら勢力が猛烈となっているので、接近すると急に大荒れの天気となるため非常に危険です。暴風や高波などに警戒してください。