この広告企画の発起人は、去年のBTSデビュー10周年にも手作りのセンイル広告(誕生日広告)を手がけた金城千春さん。

ー(ラッピング広告の)仕上がりは?
▽金城千春さん
「人通りも多いなかでとても目立ってるなという印象。大きさも高さも、全体像とARMYの皆さんが一緒に入るような大きさで考えたので、とても満足しています」


ーメンバーが兵役から戻って来られるということが話題です
「長男のJINさんが今日(12日)ちょうど戻ってきてて。これと同じタイミングで感慨深いものがあります」
「全員が兵役に行って、「軍白期」と言われる期間になっちゃうので、みんな推し活をお休みされるということで、今年は考えていなかったんです。でも今年はやらないんですか、というDMを結構いただきまして、今回もクラウドファンディングで募りました」


金城さんによると、沖縄のARMYだけでおよそ100人が今回の広告企画に賛同。6月13日から本格的に始まったラッピング広告と、那覇バスターミナルの大型ビジョンでの動画広告を制作した。金城さんが映像・画像素材を集め、動画制作のプロに発注。絵コンテを自作するなどした、「手作り」だ。

「去年は那覇バスターミナルで動画だけだったんですけど、最終日に居合わせたARMYさんたちが皆で記念写真を撮ってたらしいんですね。初めて会った人たち同士で。そういうフォトスポット的なものはほしいよねということで、今回琉球新報社さんの柱のビルを選ばせていただきました」

そのラッピング広告には、BTSのイメージカラー、紫にちなんで「Still Purple」の文字が。



ー「Still Purple」はBTS本人たちに向けて?
「そうですね。SNSでメンバーさんにメンションをつけると、本人たちがメンション返しをしてくれたりするんですね。韓国では本人たちが実際にそこに見に行ったりとか。なので本人たちに向けたメッセージ性の強い言葉を今回選んで掲載しています」
「兵役期間前に彼らはいろんなコンテンツを準備されてて。アーミーが寂しい思いをしないように、って発信してくれている。私たちも発信すれば少なからず彼らの目に止まって、彼らも安心して兵役を、任務を全うできるかなと」

制作した動画広告は那覇バスターミナルの待合室にある大型ビジョン「A-oneビジョン」で13日の午前7時から放映されていて、30秒の1作品が、1時間に5回流れる。金城さんらARMYは13日も仕事が終わり次第駆けつける予定だ。(放映期間は6月16日まで・午前7時〜午後10時)

ーBTS全員がまた揃う日が来たらその時は大変ですね

▽JIN推しの女性
「そうですね。溜まってた分、動き出した時が。全世界のアーミーが動き出すので、どうなることやら。あはは」

(取材:久田友也)