台湾から沖縄にやってくる観光客の多くが、ある「勘違い」をしています。
沖縄の「豚肉」を、お土産として台湾に持ち帰ってはいけないと認識している人がとても多いのですが、これは誤解。豚熱の流行を契機に、台湾の人たちに広まってしまった勘違いなんです。
「台湾の人が安心して沖縄の豚肉製品を手に取ってほしい」と、今、沖縄である取り組みが進められています。
沖縄を訪れる外国人観光客のうち、およそ4割を占めるのが、台湾からの観光客。
彼らに人気の土産品と言えば、日本製の医薬品やお菓子です。
▽台湾からの観光客
「薬やお菓子など帰った後に友達に贈る土産を買った」
那覇市「国際通り」の土産品店では・・・
▽わしたショップ国際通り店・店長
「こちらが人気のロイズ商品になります」
「沖縄の黒糖や、塩を使った限定のチョコ。あとは紅芋タルト。多いのはやっぱりお菓子」
一方、豚肉の加工食品、いわゆる「ポーク缶」やレトルト食品はというと・・・
▽わしたショップ国際通り店・店長
「まだ少ない。お菓子に比べると(買う人は)やっぱり少ないですね」
先月(2024年5月)に発表された、台湾からの観光客の土産品をめぐる調査で、日本を訪れる人の約9割が、土産品として豚肉を避けていることが分かりました。
2018年、アフリカ豚熱がアジア各国で流行したことで、規制が厳格化され、豚肉製品が避けられるようになったのです。
▽台湾琉球黄豆冰有限公司 平良育士さん(41)
「これ何か突破口があるんじゃないかなって思ったんです。個人的な興味から調べ始めた」