SNS「インスタグラム」を介して投資話を持ちかけられた男性が、約4000万円を騙し取られる詐欺事件が発生しました。
警察によりますと、本島中部に住む60代の自営業の男性は去年、インスタグラムで「外国為替や株式投資」に関する広告をタップすると、あるLINEグループに誘導されました。
その後このLINEグループに参加すると、「PFJP」という名称のFX投資(外国為替証拠金取引)アプリをダウンロードするよう勧められ、男性は指示に従ってアプリをダウンロードし、去年12月から今年2月にかけ、指定された口座にあわせて4000万円を振り込んだということです。
投資に利用していたアプリ内で出金申請をしたところ取り引きができなくなったため、男性が不審に思い警察に相談したところ、金をだまし取られていたことが分かりました。アプリ上ではこの間、FX投資の利益が出ているように見せかけられていたということです。
警察は、詐欺事件として捜査を進めるとともに、SNSを通じて知り合った相手から投資の話が出たら、必ず詐偽を疑うよう注意を呼びかけています。
県内では2024年1月から4月末までの間に、39件の投資詐偽の被害が報告されていて、被害額はあわせて3億円以上にのぼっています。