うるま市に陸上自衛隊の新たな訓練場を整備する計画について、反対する市民らが計画の断念を求め集会を開きました。


整備計画に反対する市民集会は、20日午後5時ごろから始まり、定員およそ1000人の会場で座席に座れない参加者が出るほど、市内外から多くの人が集まりました。

集会にはうるま市の中村正人市長も出席し、計画断念を訴えました。


中村正人うるま市長
「市民の思いである同地域への自衛隊訓練場の建設反対の意思をしっかりと届け、同整備計画の白紙撤回に向け、皆様とともに力を合わせて最後まで頑張って参ります」


市民集会では「白紙撤回しない姿勢を取り続けるならば、県民の政治不信は取り返しのつかない事態になる」として、木原防衛大臣などに対し計画の断念を求める決議文が採択される予定です。


防衛省は、うるま市石川のゴルフ場跡地に陸上自衛隊の訓練場の整備を計画していますが、関係者によりますと、相次ぐ地元の反発を受けて予定地の取得を断念することも含めて計画の修正を検討しています。