県内では4日夜から5日にかけて、本島北部などで警報級の大雨となりました。

沖縄本島地方では気圧の谷や前線の影響で大気の状態が非常に不安定となり、伊江島では5日、竜巻とみられる突風も目撃されました。

こちらはきょう午前11時ごろ、伊江島の沿岸部で見られた竜巻とみられる映像です。

撮影した中学生たち
「すげぇ、何あれ、何あれ。やばい。先生あれなんですか」

3月5日午前11時ごろRBCに寄せられた動画。竜巻とみられるものは画面の右から左に向かって、海水を巻き上げながら島の沿岸部をゆっくりと移動していきます。

撮影者
「大変なってる大変なってる、竜巻!大丈夫ね、怖いんだけど」

竜巻とみられるものはその後かなり陸地に近づきます。別の角度からの映像では、徐々に住宅地に近づいてくる様子が。

撮影者
「おいおいおい、こっち来るな!」

警察によりますと、この竜巻とみられる突風でホテルの窓ガラスが割れたり、倉庫の扉が壊れるといった被害が出ているということです。

県内では4日夜から5日にかけ、久しぶりに大雨となったところがありました。

4日午前9時から5日までの雨の量は、南城市糸数で101ミリ、東村で102.5ミリとなっていて、東村では午前4時から7時頃にかけて警戒レベル4に相当する土砂災害警戒情報が発表されました。

水源地やんばるでの久しぶりのまとまった雨となりましたが、5日午前0時時点の県内11のダムの貯水率は43.6%と、きのう0.2ポイントの増加に留まっていて、、ここ10年で最低レベルの水不足を脱するには至っていません。