大分県豊後高田市に伝わる新年の伝統行事「ホーランエンヤ」が14日行われ、見物客が今年1年の福を呼び込みました。

江戸時代中期から豊後高田市に伝わる「ホーランエンヤ」は、豊漁と航海の安全を願う伝統行事です。

鮮やかな大漁旗に飾られた宝来船には70人が乗り込み、市内中心部を流れる桂川の河口から1キロ上流を目指します。

途中、「漕ぎ手」と呼ばれる締め込み姿の男性が、川岸からご祝儀を差し出されると、水温6度の川に飛び込み見物客を沸かせました。

(台湾からの観光客)「ホーランエンヤ is cool!I love this」
(地元住民)「きょうを皮切りに今年1年良い年になれば嬉しいと思います」

見物客はおよそ8400人が集まり、宝来船から投げ込まれる餅を取って、今年1年の福を呼び寄せました。