■検査するしない、産む産まないは本人たちが決めるべき

(甲斐健太郎医師)「お母さんとパートナーにはどうしても心理的葛藤が生じますので、その部分をしっかり共感して患者さんの自己決定をサポートする。それぞれに事情があって制約がある。検査するしない、産む産まないは本人たちが決めるべき」

かかりつけ医から染色体異常の可能性を指摘され、検査を受けた永田さん夫婦。結果が分かった当初は気が動転しましたが、事前に知ることで心の準備ができたと振り返ります。

(永田まゆみさん)「ありとあらゆる本を読みました。自助グループがあるのではないかと思って調べたら、ひまわり会があるのがわかったので、将来的な見通しが見えてきました」

いつも笑顔で、保育園でも人気者という悠眞くん。成長はゆっくりですが、家族や親の会などのサポートを受けて幸せに過ごしています。

(永田まゆみさん)「情報を提供するのは大事。診断を受けたら不安だらけで動けないママさんパパさんが多いと思うので、しっかりとした支援があると違ってくるのかなと思います」

悠眞くんと両親

       
(夫の昇さん)「彼がしたいこと、親が目指してほしい場所を程度にあわせてやらせていけばいいと思うので、そこまで心配していない。一緒に歩んでいこうと考えている」

大好きなパパと


それぞれの選択が尊重される社会へ。適切な情報提供とサポート体制の充実が求められています。