トキハは子会社のトキハインダストリーの全株式をイオン九州に譲渡することで基本合意したと発表しました。

百貨店事業を営むトキハはトキハインダストリーの株式を100%所有していますが、21日、全株式を総合スーパーなどを九州で展開するイオン九州に譲渡する基本合意書に締結しました。譲渡金額については発表されていません。

株式譲渡の背景として、近年のスーパーマーケット業界での価格や顧客サービスの面で競争が激化していることに加えて、今年3月にはサイバー攻撃の被害を受けたことからその対策としてイオン九州のノウハウや経営資源を活用することが必要と判断したことがあげられています。

トキハインダストリーは1970年に設立され、71年に明野センターがオープンしました。

2006年にはあけのアクロスタウンにリニューアル。2007年にはフレスポ春日浦をオープンするなど、現在、県内で23店舗を展開しています。