国産の飼料による乳牛の飼育からびん詰めまで一貫して行う高品質な牛乳の生産拠点が、大分県中津市に新設されることになりました。

施設は生産者と共同で安全で高品質な牛乳を安定供給する「新しい産直」として、グリーンコープ共同体が手がける取り組みで、県庁で20日、立地表明が行われました。

およそ90億円をかけて、中津市の下郷農協などと共同で耶馬渓町に乳牛1000頭規模の農場と山国町にびん詰め工場を整備します。餌は牧草とともに耕作放棄地などを活用して穀物を栽培し全て国産のものを使用する計画です。

(グリーンコープ生活協同組合連合会・日高容子会長)「産地との顔の見える関係、産直というところがとても私たちの望んでいる、願っているところなので、飲み続けられるために一緒に頑張っていきたい」

グリーンコープでは来年12月に施設を完成させ、再来年4月から九州や近畿など16府県に年間で900ミリリットルびんの牛乳700万本の出荷を目指しています。