大分市の高崎山に生息するサルの数を把握するための個体数調査が、20日から始まりました。
この調査は高崎山自然動物園に生息するサルの適正な管理を目的に市が毎年実施しています。
20日は職員とボランティアあわせて36人が参加しました。調査は5日間行われ、山の中からエサを与える寄せ場までのルートで、サルの個体数や年齢、性別などを目視でチェックしました。
昨年度はB群・C群合わせて977匹が確認されました。これは現在の調査方法を導入した1971年以降最少です。
(高崎山自然動物園 ガイド・木本智さん)「調査員がいくら頑張ってもサルが出てきてくれないと困るので、期間中毎日同じくらいの時間に出てきて、同じくらいの数字が出てほしい」
高崎山では環境保護を目的に、サルの数が1200匹以内で推移するよう、エサの量の調整などで管理していきます。