南米アマゾンに伝わる樹液で開発した製品を販売している大分県別府市の企業「サポートジャングルクラブ」。なぜアマゾンを選び、商品化したのか――。現地との交流も続けているという社長にその狙いを聞きました。
南米アマゾンに生育するマメ科の樹木「コパイバ」の希少種「マリマリ」。別府市の企業「サポートジャングルクラブ」ではこの樹液を化粧品や食料品に加工して販売しています。
サポートジャングルクラブ 吉野朝社長:
「現地の方々って森の中に行って、生活の役に立てるような植物を取ってくるという中で、特に肌の悩みに用いられてきた樹液なんですね。実際私たちも現地で生活していた期間があったんですが、これが良かったものですから、今の仕事につながっている」

吉野さんは1992年から5年間、アマゾン先住民の自立支援活動を行う父・安基良さんと現地で家族とともに生活しました。帰国後、2001年に安基良さんが創業。コパイバ・マリマリの化粧品を生産者に正当な対価を支払うフェアトレード商品として販売することで自立支援を続けてきました。
サポートジャングルクラブ 吉野朝社長:
「そもそもフェアトレードでなければ、この仕事を通じて現地の方々が潤うということがなかなか達成できないので特にここはぶらすことなく創業以来ずっとフェアトレードの形態をとって仕事をしている」