インターネット通販での代引きを悪用したトラブルが年々増加しています。なかでも代引きを悪用したいわゆる“送り付け詐欺”が横行。被害者にその実態を取材するとともに、送り主と思われる人物を直撃しました。
全く身に覚えがないアダルトグッズが…
ネットショッピングで被害にあったという男性。今年9月17日、大手通販サイトのアマゾンマーケットプレイスでソフトバンク製スマートフォン「Redmi Note 10T」を税込み8899円で購入しました。

しかし後日、発送の連絡はあったものの取り引きがキャンセルされ、全額返金されました。そしてそのあと被害に遭います。
被害に遭った男性:
「キャンセルになったけども翌日にピンポンと鳴って郵便局から代引きが来た。発送元が注文をした人で『AmazonーC』と書いている。重さもスマホぐらいで振ったらちゃんと入っているしお金を払って中を開けてみたら全然違う」

取り引きがキャンセルになったにもかかわらず、代引きで届いた品物。男性は不審に思いながらも発送元や金額が注文時と同じであったことから代金8899円を支払い、箱を開けると全く身に覚えがないアダルトグッズが入っていたといいます。
被害に遭った男性:
「ネット通販とか慣れているし警戒もしているし、そんなのに自分は引っ掛からないだろうと思っていたら、こんなこと考える人がおるんやなと…。金額は1万円以下だけどこのちくしょうやられた悔しい」
今回のケースについて弁護士は、いわゆる“送りつけ詐欺”ではないかと指摘します。
遠矢洋平弁護士:
「詐欺的な手法で代金を取ろうと一方的に送ってきている。間違って送るということは中々考えづらいので意図的に代金を取ろうと送ってきたのではないかと推測している」