豚やイノシシの伝染病「豚熱」のワクチン接種推奨地域に大分を含む九州7県が指定されたことを受けて、県は9月中の接種の開始を目指し、準備を進めています。
家畜伝染病の豚熱は、2018年以降、国内で相次いで発生し、8月、佐賀県の養豚場で感染が確認されました。
農林水産省は5日、豚熱の防疫対策本部を開催し、豚へのワクチン接種の推奨地域に、大分を含む九州7県を追加指定しました。これで北海道を除く46の都府県が指定されたことになります。
推奨地域の指定を受けて、県は、9月中の接種の開始を目指し、国に提出する接種スケジュールなどの計画書の作成や、打ち手を確保するための研修会など準備を進めています。
県内では全45か所の農場、およそ15万頭の豚が、ワクチン接種の対象です。