畜産農家が戦々恐々とする「家畜伝染病」。その感染経路にはある特徴があります。

(県畜産振興課・武石秀一課長)「国外から人が持ち込まない限りは国内でまん延することはない」

ウイルスが持ち込まれる事例の1つに「空港」が挙げられます。海外からの渡航者が土産品として購入したハムやソーセージなどからウイルスが検出されるケースが後を絶ちません。

こうした現状を受け韓国路線が復活した大分空港では6月、動物検疫所の職員らが国際線の利用客に対し肉製品の持ち込み禁止に理解を求める啓発活動を行いました。

(県畜産振興課・武石秀一課長)「航空や飛行場での水際対策が大変重要な鍵になると思っている」

(荻町高原総合農場・工藤厚憲社長)「見えない敵との戦いなのでできる限りの対策はとっていかなければ検疫とかでご協力いただき、日本の畜産を守ると思ってもらえたら」

安心・安全な県産豚肉を届けるため、畜産農家は最大級の危機感で難局を乗り切ろうと奮闘しています。