成長を喜びながら記録できるハンドブック完成
このため、大分県は小さく生まれた赤ちゃん向けに母子手帳と併用するハンドブックを作成しました。新しく完成したリトルベビーハンドブックは手のひらサイズとなっていて、当事者の意見を取り入れ、子どもの成長が喜べるように工夫されています。体重は1000グラム未満でも記載でき、体の発達はできるようになった日を書き込む仕組みに。

また、低体重で生まれて様々な分野で現在活躍している当事者の声もふんだんに盛り込まれています。
924gで生まれたAさん:「親の支えのおかげで無事に医師になれました。生んでくれた両親には感謝しかありません」
1470gで生まれたCさん:「早くママに逢いたくて7か月で低体重児で生まれました。パパ自ら医大に運び助けられた命です。今は2児の母となりました」
県こども未来課・内海奈穂子課長:
「県内のお母さんからの声を多く集めまして1人ではないんだよという形で寄り添った形に作っています。保護者が成長を喜びながら記録できるような冊子にしてほしい」

ハンドブックを手にした幸野さん。娘の成長の記録をようやく書き込むことができそうです。
幸野江美さん:
「書くのが少し楽しみというか、いまさらですけどまだここから何歳までっていう記録を少しずつ増やしていけるかなと思ってうれしいです」