2020年、大分県宇佐市安心院町で起きた強盗殺人事件の裁判員裁判で、被告の妻が事件当日夜の被告の行動について、「夕方に外出して深夜に帰宅し、連絡が取れない時間はあったが、普段と変わらない様子だった」と証言しました。

2020年、宇佐市安心院町で親子2人が殺害された事件で、強盗殺人などの罪に問われた佐藤翔一被告(39)の裁判員裁判の第3回公判が開かれ、佐藤被告の母と妻が証人として出廷しました。

この中で、被害者の親子2人が殺害された2020年2月2日夜の佐藤被告の行動について妻が証言しました。

妻は「夕方に温泉へ行くと言って外出した後、連絡が取れない時間があった。深夜に帰宅した後、翌日の午前4時半頃に買い物へ出かけた。普段と変わった様子は無かった」と証言。「やっていないと心から思っている」と話しました。

この裁判員裁判で検察側は「借金の返済に困った被告が犯行に及んだ」と主張。一方、弁護側は無罪を主張しています。