将来の宇宙計画…起業して人工衛星の中で生活
3歳のころから母親の福実さんに「どうして朝と夜があるの」と尋ねるなど自然現象への関心が高かったという保木井くん。2年ほど前に検定のテキストを購入し、父親の昌之さんとともに勉強に励んできました。
父・保木井昌之さん:「毎日頑張って勉強していたので結果が出てよかった。宇宙に限らず興味を持ったことをしっかりやってほしい」
保木井くんは全校児童10人の、のびのびとした環境で学校生活を送っています。得意の図工ではユリの花の特徴を捉えた力強い絵を披露していました。

小学校の友だち:「宇宙検定のことで新聞に載っていてすごいと思った」「すてきだなと思いました」
由布市立川西小学校・松井巳美校長:「工作が好きとかお勉強が得意と思っていたけど、今のうちにサインもらっておこうかなと思う」
そんな保木井くんは大分空港で進められている「宇宙港計画」にも胸を膨らませているといいます。今後は最難関の1級に挑戦し、将来は対策が必要になっている「宇宙ごみを回収したい」と目を輝かせます。
保木井景之くん:「宇宙にスペースデブリというごみがある。大きさが10センチ以上のものだけでおよそ2万個、1センチより小さなものは1億個以上あると言われています。たしか秒速7〜8kmという速さで地球のまわりを回っていて、人工衛星にぶつかると膨大な被害を引き起こすんです。将来は宇宙ごみを掃除する人工衛星の製造会社をつくり、人工衛星の中で生活したいなと思っています」
家族の支えを受けながら尽きない宇宙への探求心を深める保木井くん。天体望遠鏡をのぞくまなざしは無限のかなたを見つめています。

※問題の正解はQ1=①、Q2=③