宇宙や天文の知識を問う「天文宇宙検定」で大分県由布市に住む小学2年生の男の子が高校卒業レベルの2級に合格しました。宇宙を好きになったきっかけや将来の夢をききました。
「思ったより簡単だった」難関の検定に合格
保木井景之くん:「月より少し大きいほどの天体が接近して衝突する。マグニチュード数百の地震が起きたと思っています」
ジャイアントインパクトについて語る大分県由布市湯布院町に住む小学2年生の保木井景之くん(8)。保木井くんは去年11月に実施された宇宙や天文学に関しての知識を問う「天文宇宙検定」の2級に初の受験で見事合格しました。
保木井景之くん:「『本当に受かったの』という気分でした。最初は難しかったけど試験の時になると『思ったより簡単でいいの』と思った」

検定は1級から4級まであり、主催した団体によると高校卒業程度の2級に8歳で合格したケースはほとんどないということです。2級は全60問で、4つの選択肢から1つを選ぶ形式です。どんな問題が出されるのかというと…
Q1:木星が巨大な惑星になれた理由として重要なものはどれか?
①木星があるあたりで原始太陽系円盤内の氷が昇華しなかったこと
②小惑星帯が木星の内側にあったこと
③金星と地球が同じくらいの大きさで誕生したこと
④土星に比べて環が小規模であったこと
Q2:地球の引力圏を脱出する速度は時速に換算するとおよそどれくらいか?
①時速約2万8400km
②時速約3万6000km
③時速約4万320km
④時速約6万120km
※正解は記事の最下部に

母・保木井福実さん:「愛読している図鑑は読み込みすぎて、全部のページがバラバラになってテープでつけてもつけても…。ご飯に呼んでも来てくれないし、シャワーにも来てくれない」