大分県警察本部では事件や事故の現場状況をスマホを使って即座に受け取れる「110番映像通報システム」の本格導入にむけて取り組んでいます。
警察への緊急連絡として利用される110番。大分県内では去年およそ6万8千件の110番通報を受理しました。一刻を争う事件や事故に対応するため試験導入されているのがスマートフォンから映像などを送る110番映像通報システムです。
警察から送られてきたショートメッセージのリンクを開き、口頭で伝えられた4桁の数字を入力。確認事項に同意して撮影を行います。映像はリアルタイムで通信指令センターに送られ、現場の状況把握に役立てられます。県内ではすでに山岳遭難や山道での事故など8件で使用されています。
(県警本部通信指令センター・山崎貴晴所長補佐)「警察官が現場に到着するまでに現場の状況を把握することができますので、現場に到着してからの捜査活動などのシミュレーションをすることができ、より早く適切な対応ができるようになります」
この110番映像通報システムは今年4月から正式運用される予定です。