大分県内で新たに416人の新型コロナ感染が確認されました。一方で、岸田総理は卒業式のマスク着用について原則必要ないとの考えを表明、街の人からは様々な意見がきかれました。

(岸田総理)「児童生徒と教職員はマスクを着用しないことを基本としたいと思っています」

岸田総理は卒業式について換気など感染対策を講じたうえで、国歌斉唱や合唱のときを除き、原則としてマスクは必要ないとの方針を10日明らかにしました。

卒業式のマスクの着脱については様々な意見があるようです。大分市内で聞きました。

(高校2年生)「マスクしなくていいと思う。マスクをする意味がそんなにないんじゃないか。距離をとっておけば飛沫もない」

(高校1年生)「顔を出せる機会があまりないのでいいと思います」

(男性)「着用した方がいいと思う。まだ感染者の数が減っていない。リスクがあると思う」

(高校3年生)「いま高校3年で卒業式を控えている。まだ新型コロナにかかるとデメリットが大きいからしていた方がいい」

また、10日は416人の新型コロナ感染を確認しました。年代別の陽性者数は、0歳が5人、1~4歳が26人、5~9歳が35人、10代が49人、20代が38人、30代が60人、40代が54人、50代が42人、60~64歳が20人、65~69歳が16人、70代が36人、80代が23人、90歳以上が12人です。

10歳未満が66人、30代が60人、40代が54人などとなっています。保健所への報告対象は120人で、うち5人が中等症です。

クラスターは2件で、別府市と日出町の高齢者施設で確認されています。死亡は3人で70代が1人、80代が1人、90歳以上が1人です。

新規感染者数は24日連続で前の週の同じ曜日を下回っています。