大分市内に住む60代の女性2人が7日までに、年金や介護保険の払い戻しを名目にあわせて約485万円をだましとられる詐欺被害にあったことがわかりました。
警察によりますと、7日午前9時半ごろ、大分市在住の60歳女性の固定電話に、市役所の職員を名乗る男から「年金の戻りがある。手続きはきょうまで」などと電話がありました。その後、金融機関の職員を名乗る男からATMに行くよう指示を受け、女性は携帯電話で相手とやり取りしながらATMを操作し、約100万円を指定の口座に振り込んだということです。
送金後に相手から「手続きができてない。別のキャッシュカードが必要」などと言われたため、女性は不審に思い、金融機関に相談して被害が発覚しました。
今回の事件と似たような手口で、大分市内の別の女性(60代)が6日までに介護保険の払い戻しを名目に約385万円をだましとられています。
警察は公的機関の職員が電話でATMに案内することはなく、電話で『払い戻し』『ATMで手続き』などと言われた際は詐欺を疑い、警察に連絡してほしいと呼びかけています。