プログラミングの全国大会に九州代表として大分市の小学5年生が出場します。独自に開発したアプリ、高い評価を得たその機能とは? 3年連続で挑む大舞台への決意もお伝えします。
パソコンを使ったプログラミングでオリジナルの作品を生み出すのは、大分市立大道小学校5年の中島莉衣奈さんです。
(中島莉衣奈さん)「プログラミングだと頑張ればなんでもできるなという常識を覆すのが面白いと思う」
中島さんが開発したのが、統計データを地図やイラストに変換して表示するアプリ「とうけいビュー」です。
(中島さん)「石油の消費量と生産量がどちらともアメリカが多くて、生産量が3か所にかたまっているのがわかります」
この作品を1月行われたプログラミングの九州大会で発表しました。
(中島さん)「誰でも気軽に世界を知れるツールを作りたいと思いました」
2200のデータをまとめ、イラストも200枚自作したアプリ。元々、数字だけの情報を視覚的にわかりやすい画像にまとめて利用者に提供する。この機能が高い評価を得て見事、1位に輝きました。
(中島さん)「ずっと頑張って締め切りまで頑張った作品なので、とてもうれしかったです」
全国大会は3年連続となる中島さん。本番に向けてデータの追加やイラストの改良などブラッシュアップを重ねています。
(中島さん)「全国大会は4個大きな賞があるので、その4つには入りたいなと思う。将来の夢はプログラミングの出来る薬剤師です。プログラミングで薬を把握できたり、新しい薬開発のためのクラウドを作ったり、研究したりしたいです」
将来の夢を叶えるためにもプログラミングに打ち込む中島さん。地道な努力と創意工夫で2月26日、東京で行われる全国大会に挑みます。