爆破テロ事件が発生し、多数の死傷者が出たことを想定した大規模な共同訓練が大分空港で行われました。

この訓練は国民保護法に基づいて消防庁や県などが実施したもので、警察や自衛隊、海上保安部など56の機関からおよそ350人が参加しました。大分空港のイベント会場で爆破テロ事件が発生し、多数の死傷者が出たという想定で警察と消防が施設内の被害状況を確認しながら自力で動ける負傷者を安全な場所に誘導しました。

このあと災害派遣医療チームが応急手当を施したほか、救急患者については自衛隊などのヘリコプターで病院に搬送しました。

県は関係機関との連携や救助・避難の手順など訓練の成果を検証し初動体制の強化につなげたいとしています。