JR津久見駅で視覚障がいのある女性が12月、列車にはねられ亡くなった死亡事故で市民グループは30日、JR九州に対し再発防止の対策や駅無人化の推進を見直すよう要請しました。

JR九州へ申入れをしたのは市民グループ、「だれもが安心して暮らせる大分県をつくる会」です。

この事故はJR津久見駅で12月15日午後6時前線路の上にいた市内の視覚障がいのある女性(82)が列車にはねられて死亡したものです。女性は線路からホームに上がろうとしていたとみられていますが、津久見駅では去年3月12日以降、午後3時からは駅員が不在となっていました。

市民グループは事故後、津久見駅の状況を視察し、JR九州に対して今回の原因を明らかにして再発防止の対策を取るとともに駅の無人化計画を見直すよう要請しました。

(大分盲導犬協会・釘宮好美理事)「視覚障がい者の方が安心して駅のホームを利用できる、そんな環境がこれから先整っていくように、それが整わないのであれば、駅員さんを戻していただけるような対応をしていただきたいと思っております」

市民グループによりますとJR九州は「事故については調査中」として具体的な回答は控えたということです。