足立市長「平日の一般道ひどくなる」

実現には地方での協議や国の調査など複数のステップが必要とされますが、大分松岡PAについては現在、協議を始めるための事前調査が終わった初期段階にとどまったままです。

佐藤氏の後任として2023年4月に就任した足立信也市長が、平日の市民生活に及ぼす影響を理由に慎重な姿勢に転じたためです。

足立市長:
「設置理由として挙げているドームでの大規模イベントですが、一度大渋滞を起こしたことがありますが、それ以降、大渋滞は聞かないですよね。ワンオクロックのコンサートでも大渋滞はなかった。しかもイベント時のためにICをつくると、平日の一般道の渋滞がもっとひどくなる」

市は、松岡PA周辺にある国指定の主要渋滞箇所の対策を優先したい考えで、市役所の時差通勤や、高速道路を利用した通勤バスの導入など、独自のソフト対策を模索しているとしています。

スマートICの実現には、県と市の連携が欠かせませんが、関係者によりますと、優先度などを理由に慎重な姿勢を示す市長と、広域交通ネットワークの形成に前向きな知事との間に温度差があるとの指摘もあります。

検討開始から7年。地元の期待の一方で、優先すべき課題をめぐり走り出せていないスマートIC構想。幅広く必要性について議論が深まることが期待されています。