ネパールと中国の国境地帯で発生した大規模な土石流などの被害で、現地の日本大使館は日本人5人と連絡が取れていないと明らかにしました。

緑生い茂る山あいにそって、猛烈な泥水が集落を襲います。

中国・チベット自治区に隣接するネパールのラスワ郡では26日、大規模な土石流などにより、地元警察によると少なくとも162人が死亡。

首相府によると、外国人観光客などおよそ540人が行方不明になっているということです。

こうしたなか、現地の日本大使館はJNNの取材に対し、「ツアーに参加していたとみられる日本人5人と連絡が取れていない」と明らかにしました。

そのうえで、「ネパール当局に捜索や救助を要請するとともに、邦人保護の観点から引き続き対処していく」としています。

一方、中国側でも被害が出ており、中国国営の中央テレビは、チベット自治区シガツェ市で3人が死亡、558人が行方不明と報じています。

ネパールメディアは、国境地帯で起きた地震の影響で山の氷河や土砂が崩れ、川がせき止められた後に決壊して、急激な増水や氾濫につながった可能性があると報じています。

木原稔 官房長官
「ネパール側において、ツアーに参加していたとみられる邦人5名と連絡が取れておりません。なお、中国側においては邦人被害は確認されておりません」

木原官房長官は先ほど、このように述べた上で、ネパール当局に捜索・救助を依頼するとともに、外務省がERT=海外緊急展開チームの派遣準備を進めていると述べました。