去年1年間に大分県内で発生した特殊詐欺事件の被害総額が前年の3倍近いおよそ2億2000万円と大幅に増加していることが分かりました。

県警察本部によりますと、去年1年間に大分県内で発生した特殊詐欺事件は177件で、被害総額はおよそ2億2000万円です。前の年と比べて件数は27件増え、被害総額はおよそ1億4000万円増加しています。

このうち被害額が1000万円を超えたケースは去年、4件発生しています。犯行の手口としてはパソコンサポートや当選金等の受け取り名目で金銭をだまし取られる架空料金請求詐欺が132件で、全体の7割以上を占めています。また、被害者のおよそ半数が65歳以上です。

県警は「電子マネーや個人情報がからむ電話があれば詐欺と思いすぐに家族や警察に相談してほしい」と呼びかけています。