3倍の時間をかけた努力
通勤に運転が必要なため免許取得を決意した男性は去年5月、杵築市の自動車学校へ入校しました。しかし、最大の難所となったのは「学科教習」でした。

男性:
「頭の中で整理がつかなくなると、文字が『あ』だったのか、『い』だったのかわからなくなり…文字が消えたり、小さく見えたりします。全部を読み上げて1つの言葉にするので、すごく時間がかかります」
教習所側は男性の特性を理解し、ともにハードルを乗り越えようと歩み寄りました。
杵築自動車学校 石永忠義副管理者:
「頑張っても30分で10問ぐらいしか読めないということは、本人や母親から聞いていました。そこで私が問題を読み上げ、本人が〇×で答えていく形で学習を進めました」
男性の学習方法は『耳で聴く』こと。1時間の教習内容を3時間近くかけて向き合い、納得がいくまで繰り返し交通ルールを学びました。

石永忠義副管理者:
「彼の熱意が伝わってきたので、こっちも頑張ろうという気持ちになりました。社会がすぐに切り捨てるのではなく、その方と対話をして支えていくことが大事だと思います」






















