大分市の高校生が、県内の観光地をデジタル空間で楽しむコンテンツを開発し、企画から販売までを手がける模擬企業を立ち上げました。
模擬企業を立ち上げたのは、岩田高校プロジェクト部の生徒3人です。3人は別府市の「海地獄」や湯布院町の「金鱗湖」など大分県内の観光名所をデジタル空間で再現したコンテンツを制作。29日には、そのコンテンツにアクセスできる「バーチャルパスポート」(1枚1000円)を販売しました。

(岩田高校プロジェクト部・丸尾和泉さん)「カードにスマホをかざすとバーチャル空間に飛ぶことができ、アバターとなって別府の街並みを散策できます」

「バーチャルパスポート」は5種類のデザインが用意され、スマホでかざすと、アバターを操作して観光名所を巡りながら、その魅力を体験できるようになっています。制作には大分市内の企業が協力し、観光の思い出として活用されることを想定しています。

(岩田高校プロジェクト部 グエン・タン・アンビンさん)「がんばって説明して、買ってもらえるだけでうれしい」
(岩田高校プロジェクト部・室ほのかリーダー)「私たちの商品は9割くらいが海外の観光客に買ってもらえていて、自分たちの国に持ち帰っても大分を楽しみ、またきてもらうことがコンセプトになっている」
企画から販売まで手がける3人は、高校生による「模擬起業グランプリ」で最終審査に進んでいて、今回の取り組みを発表する予定です。



















